HPhttps://josei.naramed-u.ac.jp/教授(他学2名)、准教授(他学1名)、講師等(本学6名)に昇進しています。その他、男女共同参画の視点に基づいた医学教育、学生や教職員からの相談業務を担い、申博_申博手机版-平台官网3年度に厚生労働省女性医療職等の働き方支援事業に採択される等、医師の働き方改革にも取り組んでいます。ニュースレター(年4回発刊)やHPを通じて学生、教職員、同窓会員等への広報活動も行なっています。 申博_申博手机版-平台官网6年度本学医学科の女性教員数?割合は平成26年度と比べ増加(45名→64名、14.3%、→18.7%)、常勤女性医師数も著増(84名→153名)しています。また、申博_申博手机版-平台官网6年度本学女性教員の競争的資金獲得割合(51.6%)は男性教員(49.7%)を上回り、平成26年度(29.7%)以降、本学女性の研究力は確実に向上しています。今後は、教授、准教授等大学で指導的立場に就く女性の増加を目指し活動を続けて参ります。 これまでに、MBT研究所が関与した研究開発の成果は多岐にわたります。例えば、申博_申博手机版-平台官网感染症の流行時には、MBTコンソーシアムと連携し、オゾンの抗ウイルス効果の検証や企業?自治体への感染対策支援を実施しました。さらに、柿渋やお茶の抗ウイルス効果や抗ウイルス素材を真空蒸着したマスクの研究など、新たな製品開発に貢献しました。 また、社会貢献活動の一環として、「難病克服支援MBTみんなで守るいのちの映画祭」を開催しています。本映画祭は、医学?医療の枠を超えて、映画を通じて難病患者の現状や希望、治療の進展について社会に発信し、支援の輪を広げることを目的としています。年々観客数も増加し、多くの人々に関心を持っていただけるようになっています。また、俳優の吉永小百合さんや渡辺謙さんをゲストにお迎えするなど、著名人の支援も加わり、映画祭の規模は年々拡大しています。医学と文化を融合させた新たな社会貢献の形として今後も継続し発展させていく予定です。54 女性研究者支援センターは、優れた女性研究者の育成を図り、本学の研究、教育、診療活動を一層活性化させることを目的に吉岡章前学長が平成23年に設立されました。平成26年度以降は細井裕司学長のリーダーシップのもと医学部長がセンター長を務め、専任教員が研究推進課事務職員、裏山悟司助教等兼任教員と協力してセンターを運営しています。申博_申博手机版-平台官网元年度には、女性医師の支援拡充に合わせ名称を女性研究者?医師支援センターに変更しました。申博_申博手机版-平台官网2年度から嶋緑倫がセンター長に就任、申博_申博手机版-平台官网6年度に専任教員の須﨑康恵准教授が副センター長に就任しました。 これまで育児や介護、不妊治療等ライフイベント中の女性研究者?医師27名に研究補助者を配置しました。配置後24名が競争的資金獲得、15名が昇進、現在24名(本学22名、他学2名)が大学で活躍しています。また、女性研究者のエンパワメントを目的として平成23年に設立された女性研究者学術研究奨励賞の受賞者13名は、受賞後、 本学は、医学的知見を産業や地域社会へ還元し、新たな価値創造を推進するため、2016年に「MBT(Medicine-Based Town)研究所」を学内組織として設立しました。本研究所は、医学を基礎とするまちづくりの概念「MBT」を実践する場として、企業?自治体?研究機関との連携を進め、医療?工学?まちづくりの分野で幅広い活動を展開してきました。 MBT研究所の設立と並行して、趣旨に賛同する企業等とともに「MBTコンソーシアム」が発足し、会員数は当初の60社から最大200社を超えるまでに成長し、その業種も金融、建設、鉄鋼、電気機器、不動産、情報通信などほぼすべての業種に拡がっています。本研究所は、医学と工学を融合させた「MBE(Medicine-Based Engineering)」の概念を実現すべく、住環境、福祉機器、健康増進製品などの研究開発に止まらず、すべての業種において医学知識が必要との考えのもとに参加企業を支援するとともに、実際のまちづくりプロジェクトにも積極的に関与しています。大学の組織女性研究者?医師支援センターセンター長/嶋 緑倫MBT(医学を基礎とするまちづくり)研究所所長/細井 裕司
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