奈良県立医科大学_開学80周年及び畝傍山キャンパスオープン記念
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県立医科大学開学80周年及び新キャンパスオープンに寄せてMESSAGE2奈良県知事 県立医科大学が開学80周年を迎え、また、畝傍山キャンパスが晴れて開校されましたこと心からお祝い申し上げます。 県立医科大学は、医学?医療の分野で活躍できる人材の養成を目的として、昭和20年4月に「奈良県立医学専門学校」として開学されました。以来、県内唯一の医育機関として、これまで約7,300名の医療人を輩出してこられました。また、附属病院は中南和地域の基幹病院として、地域の医療機関との連携を図りながら、県内唯一の特定機能病院として、本県医療において大変重要な役割を担っていただいていることに感謝を申し上げます。 県立医科大学では、平成19年4月の公立大学法人化以降、6年ごとに定める中期目標?中期計画の目標達成に取り組んでいただいており、県では申博_申博手机版-平台官网6年度に、申博_申博手机版-平台官网7年度からの第4期中期目標を策定しました。この中で、県が県立医科大学に期待することとして、「持続可能な経営基盤を維持し、最高の医学と最善の医療を持って地域の安心と社会の発展に貢献する」ことと定めました。その実現に向けて、「地域の安心と社会の発展への貢献」と「安定した法人運営」の2つの柱を掲げ目標項目を定め、県として必要な財政的支援などを行っていくこととしています。 さて、医療を取り巻く環境は、少子高齢化の進行や医療技術の進歩、県民の意識の変化などにより大きく変わってきています。加えて、新興感染症や大規模災害などに際し、医療の重要性が改めて認識されているところです。その一方で、医師や看護師等の不足や偏在等の課題があり、将来においても、誰もが安心して医療を受けられる医療提供体制の構築が必要とされています。 県立医科大学では、本年4月に畝傍山キャンパスが開校し、将来の医療を支える学生の学修?研究環境の充実が図られました。また、附属病院では、申博_申博手机版-平台官网13年度の竣工を目指し、畝傍山キャンパスへの移転後に、大学施設の跡地を活用した新外来棟の整備を進めています。西和地域においても、申博_申博手机版-平台官网13年度の竣工を目指し、県西和医療センターの移転整備を進めているところです。 さらに、重症な救急医療や高度医療に責任を持って対応する「断らない病院」と、地域包括ケアシステムを支える「面倒見のいい病院」の機能強化や、医療機関間の連携強化、医師?看護師等の確保など、変化する医療?介護ニーズに対応できる医療提供体制の構築に取り組んでまいります。 県立医科大学周辺では、新駅や新アリーナの整備も進めており、今後、さらなる県立医科大学の魅力向上が期待されます。 開学80周年を迎え、県立医科大学が更なる発展を遂げ、引き続き県内の医療課題に県と共に取り組み、本県医療の中核として活躍されますことを念願しています。 終わりに、関係各位のご健勝を祈念申し上げ、ご挨拶といたします。山下 真

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