奈良県立医科大学_開学80周年及び畝傍山キャンパスオープン記念
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附属病院の組織HPhttps://www.nmu-resident.jp/ 申博_申博手机版-平台官网2年(2020年)に新型コロナウィルス感染症(以下、コロナ)が蔓延し、臨床研修にも大きな影響があった。センターでは初期臨床研修医といえども医療スタッフの一員であるとの考え方から、臨床研修医をコロナ診療に積極的に関与させるように各診療科にお願いした(全国では初期臨床研修医をコロナ診療に関与させない施設が多数あった)。また、コロナワクチン接種においては、院内の職員接種ならびに奈良県内の多くの接種を当院研修医が担当した。センターでは、副センター長を中心に安全な接種ができるように研修医に知識ならびに実技の指導を行った。 臨床研修における「医療の質」管理は大変重要である。センターは臨床研修の制度整備?質改善について、卒後臨床研修評価機構(JCEP)の外部評価を受審している。申博_申博手机版-平台官网5年(2023年)には2巡目の認定を受けたが、外部評価員から多くの指摘を受けた。今後、臨床研修の質改善にさらに取り組んでいきたい。HPhttps://hospital.naramed-u.ac.jp/department/technology.html係(1?2係:臨床工学技士、3係:歯科技工士?歯科衛生士?視能訓練士?言語聴覚士、リハ係:理学療法士?作業療法士?言語聴覚士?あんまマッサージ師)の体制でした。その後2017年に臨床心理士(後の2018年に公認心理士としての国家資格が誕生)、2019年に認定遺伝カウンセラーが3係に合流しました。 医療技術センターは、チーム医療の推進を図り所属職員を一元的に組織し、効率的かつ適切な人員配置を行い、円滑な診療支援並びに患者サービスの向上を目的としています。 私たちは、医療技術専門職として専門的な知識と技術の習得に励み、特定機能病院の役割である高度で先進的な医療の提供に協力し、安全で安心できる最善の医療に貢献することを目指しています。また、あわせて大学病院職員として職務?職責を果たし信頼される医療人の育成にも取り組んでいます。70研修医集合写真医療技術センター 臨床研修センター(以下、センター)は、初期臨床研修制度が開始された2年後の平成18年(2006年)に設立された。初代センター長は、当時消化器?内分泌代謝内科教授の福井 博先生が務められた。平成26年(2014年)10月からは私が福井先生の後任としてセンター長を拝命している。当初は、福井先生と2人でのセンター運営であったが、現在は、仲西 康顕先生(講師?副センター長)、岡田 定規先生(講師?副センター長)ならびに大西 智子先生(助教)の4名でセンターを運営している。 この10年は、研修医の獲得数においては概ね順調に経過したと考えている。また、奈良県は、申博_申博手机版-平台官网元年(2019年)年に研修医マッチング史上初の全県フルマッチ(県内のすべての研修病院の募集人数が充足)を達成した。その後、申博_申博手机版-平台官网5年(2023年)に2回目の全県フルマッチを達成した。現在までに奈良県以外で全県フルマッチを達成した都道府県はない。 医療技術センターは、国家資格(一部認定資格)を持つ9職種(臨床工学技士41、理学療法士32、作業療法士12、言語聴覚士10、歯科技工士3、歯科衛生士5、視能訓練士7、公認心理士11、認定遺伝カウンセラー1、遺伝カウンセラー支援員3)の医療技術専門職125名(2025年2月20日現在)で構成されています。センター長は病院長の吉川公彦先生、技師長は歯科技工士の畠中利英です。3つの部門に分かれ、臨床工学部門(臨床工学1-4係)、医療技術部門(医療技術係)、リハビリ技師部門(リハビリ1-3係)の体制となっています。 医療技術センターの発足は2000年の臨床工学技士によるMEセンターから始まります。2009年にそれぞれの医局において管理されていた視能訓練士(眼科)、臨床検査技師?言語聴覚士(耳鼻科)、歯科衛生士?歯科技工士(口腔外科)が合流しました。2011年4月にリハビリテーション部の技師が合流し、附属病院に医療技術センターが設置されました。医療技術センター当時の技師数は38名です。4つの臨床研修センターセンター長/赤井 靖宏医療技術センターセンター長/吉川 公彦

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